太陽建設コンサルタントとは

建設コンサルタントとは、国土交通省の建設コンサルタント登録規定に基づき国土交通省に登録された企業で、計画、調査、設計業務を中心に官公庁及び民間企業を顧客として、コンサルティングを行う者のことをいいます。
その中でも、太陽建設コンサルタントは、上下水道にかかわる調査、計画、設計、維持管理や運営の支援等を得意とする建設コンサルタントです。

太陽建設コンサルタント魅力

太陽建設コンサルタントは、上下水道の専門コンサルタントとして、人々の目に見えないところで生活基盤の整備、社会資本の充実、環境保全に貢献しています。
「水道の蛇口をひねるだけでいつでもきれいな水をふんだんに利用できる」
「日常の生活排水は、ただ流すだけでよい」
そんな、暮らしの中の”あたりまえ”となった上下水道が、これからも人々の生活に必要である限り、私たちの仕事は、社会から必要とされ続けるのです。

太陽建設コンサルタント仕事

人々に便利で快適な暮らしを提供するために上下水道に関するあらゆる仕事を行っています。

計画・構想

水道システムの構築・更新計画、水道ビジョン、経営戦略の策定
  

我が国の水道は、普及率98%を超え、水質の面でも世界に誇る安全な水の供給を実現しています。下水道においても、普及率80%を超え、集落排水事業等を含めた汚水処理人口の普及率は90%を超えており、私たちの生活に欠かせないものとなっています。一方で、施設の老朽化や料金収入の減少など事業を維持、継続していくための様々な問題を抱えています。
 太陽建設コンサルタントでは、施設の更新計画や水道ビジョン、上下水道事業経営戦略の策定等を行い、上下水道の抱える様々な問題に対し、地域の特性や実情を踏まえて、柔軟に対応しています。

調査

業務を遂行する上で必要となるいろいろな調査を行っています。

水源の水質・水量調査
 水源の決定に当たり、水量や水質が水道水源に適しているか調査をします。水源は、年間を通して安定して取水できることが重要であるため、調査は年間を通して行い、季節や天候による変動等を把握していきます。調査は複数年に及ぶこともあります。

事業エリアの現地踏査
 業務に着手して最初に行うのが業務エリアの現地踏査です。その地域や土地の現況、車や人の通行状況など写真や測量図ではわからない部分を設計者自身が確認し、計画や設計に反映することを重要視しています。業務の途中でも現地に足を運び、地域に密着した業務の遂行を心がけています。

建設場所の地質調査・測量
 上下水道施設の設計を行う上で、地質調査や測量は欠かせません。地質調査では、地盤の状態や土自体の性質、地下水等の状況を調べます。測量では、土地の正確な距離や標高を測定し、現況の図面を作っていきます。こうして得られた情報を基に、より精度の高い設計を行う事が出来ます。

設計

施設の新設設計、更新設計
施設の設計では、現地の調査や測量で得られた情報を基に、様々な条件を検討しながら設計図面を作ります。特に更新設計では、既存の施設を生かしながら、工事を行う必要があるため、条件も複雑になり、より細やかな設計が要求されます。何度も調査を行い、打合せを綿密にして、業務を行っています。

耐震診断、耐震補強設計
  南海トラフ地震や直下型地震などの地震災害が切迫している中、災害に強いライフラインを確保するため、水道施設の耐震化は急務です。
  耐震診断では、設計図書や工事資料、補修履歴、施設利用状況等を確認し、劣化状況や使用材料を調査し、耐震性の有無を判定します。 
 耐震補強設計は、耐震診断の結果、施設の利用状況などを考慮し、補強工法を選定、構造計算、補強設計図書の作成を行います。

施工管理

建築物新築工事の工事監理
 上下水道施設の中には建築士法や建築基準法に基づく工事監理を必要とする建築物もあります。工事監理は、設計意図を施工者に伝え、工事が設計図のとおりに行われているかを確認する重要な役割を担う業務です。
 太陽建設コンサルタントでは、有資格者による工事監理も行なっており、施設の設計だけでなく、工事の着手から施設の完成まで真摯に対応します。

維持管理支援

施設台帳作成、アセットマネジメント・ストックマネジメントに関する技術支援
 上下水道は私たちの生活基盤として定着し、改良や更新の時期となっています。この成熟した事業を将来的に持続していくためには、施設の位置、構造を把握し、更新時期や更新に必要な費用等を整理しておくことが重要です。
 太陽建設コンサルタントでは、施設台帳の作成やアセットマネジメントの実践を支援しており、事業更新計画等に反映し、持続可能な上下水道事業の構築を目指します。

   こんなことも・・・

トンネル工事による近隣井戸への影響評価
 水道水源(浅井戸)の近隣で、道路改良工事として、トンネルの施工があり、井戸の水質汚染が懸念されたため、調査を行いました。影響は小さいと判断されましたが、監視体制の強化や万が一の事故に対する緊急対策マニュアルや応急給水対策について検討しました。
水道料金賦課徴収システムの開発

 上下水道料金の検針、調定、収納、窓口業務から各種帳票の出力などの統計管理、メーター管理など幅広い機能で業務をカバーできるシステムです。時代の流れや自治体独自の要望に対応し、使いやすさを追求していきます。サポート業務も行っており、検針や収納の不具合や要望には、随時対応しています。
フィリピン共和国パナイ島パンダン町水道建設計画(「アジア協会アジア友の会」とともに)

  公益社団法人アジア協会アジア友の会の活動に参加し、「パンダン飲料水パイプライン建設事業(パンダンプロジェクト)」の基本計画や工事計画、施設の設計等を行いました。この事業は、計画から施設工事完成まで約9年を要する大きな活動となり、その実話は、ドキュメンタリー本として出版され、映画も制作されました。